こんにちは。
代表の柳です。
先日、米国のLocal Motors社より、Olliというクルマが発表されました。
Local Motors社は、我々クリエイターズ・ラボが目指す共創のプラットフォーム上でいち早く製品開発を始めた会社です。
日本ではほとんど報道されておりませんが、このクルマがものすごいんです。
まず、Olliというクルマの紹介をさせていただきます。
Olliとは?
簡単に言うと、自動運転マイクロバスです。
とはいえ、自動運転だけなら、日々ニュースで見かけるので珍しいものじゃありません。
Olliの特徴
では、Olliの何がすごいのでしょうか?
Olliの特徴をいくつか、簡単にご紹介いたします。
自動運転
このクルマに運転席はありません。
客席が向かい合う形で設置されており、四方向はガラスで囲まれております。
乗客同士がコミュニケーションをしやすいレイアウトになっているのが分かると思います。
スマホとの連動
スマホで呼び寄せ、スマホで目的地を設定することが可能です。
また、周辺で走っているOlliの位置情報をスマホから確認することも可能です。
来るかどうかもわからないTaxiを待つことがなくなるかもしれません。
IBM社Watson搭載
このOlliはIBM社Watsonを搭載しております。
このWatson、最近ではSoftbankのペッパー君に搭載されて話題を呼びました。
自動運転でドライバーがいない時点でWatsonとの相性は抜群です。
この人工知能によって、周辺の観光案内や車両状態の確認など、音声での会話ベースで行うことができます。
人のように会話ができるということは、Olliの可能性を大幅に広げてくれているわけです。
3Dプリンターで製造
なんといっても、これがLocal Motorsの最大の武器なのですが、
このクルマ、3Dプリンターで製造されています。
だから、開発スピードがとんでもなく早い。
3D CADデータをそのまま出力できるわけですから、
金属を曲げて作るよりも遥かに手間がかかりませんし、
バージョンアップにも簡単に対応できるわけです。
シャシーを作ってしまってるので、あとはガワを作るだけ。
ガワをつくるのなんて造作も無いことでしょう。
現時点で最先端の自動運転車
Olliは、年内にマイアミデイドとラスベガスで走行を開始するそうです。
おそらく、正式なサービスとして自動運転バスをする会社はLocal Motorsが最初なのではないでしょうか。
現時点で考えうる最先端の自動運転車としての機能を必要十分に取り入れた、とても革新的なサービスだと思います。
共創×3Dプリンティングで爆速開発
なんといっても、Local Motorsの凄いところはその開発手法と開発スピードです。
残念ながら、日本からはまだこのようなサービスは生まれておりませんが、
共創×クラウド(群衆)×ラピッド開発という切り口で我々クリエイターズ・ラボも、
世の中のものづくりを変えていくべく日々奮闘しております。
どうか、今後とも応援いただければ幸いです。
※画像出典
– https://cocreate.localmotors.com/blog/
– https://localmotors.com/olli/
Yoshio Yanagi
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