最新のVCCWを
$ vagrant up
するとPHP7が勝手にデフォルトになってしまい、Wordpressで警告が出まくる症状の対処法です。
PHP7では一部の関数の扱いが違ったり非推奨や廃止になってしまったものがあります。
また、多くのレンタルサーバーではまだPHP5系が主流だと思います。
そんな時に、VCCWで構築した仮想環境もPHP5にそろえてやりましょうというお話です。
Vagrant起動
ここではvagrantについては細かく触れません。
まずはVagrantを起動します。
$ vagrant up
次に、vagrantにSSHで接続してやります。
$ vagrant ssh
インストールされたパッケージをチェック
まずはインストールされたパッケージをチェックします。
$ dpkg -l |grep php | awk '{print $2}'
私の場合、レスポンスはこんな感じでした。
dh-php
libapache2-mod-php7.0
php-common
php-imagick
php-pear
php-xdebug
php-xml
php7.0
php7.0-cli
php7.0-common
php7.0-curl
php7.0-dev
php7.0-gd
php7.0-json
php7.0-mbstring
php7.0-mcrypt
php7.0-mysql
php7.0-opcache
php7.0-readline
php7.0-xml
php7.0-zip
pkg-php-tools
最新のVCCWのデフォルトはUbuntu16になっており、Ubuntu16にはPHP7のみがデフォルトで入っています。
ここに、PHP5.6をインストールし、PHPのバージョンを切り替えてやります。
PHP5.6をインストールする
さっそく、PHP5.6をインストールしていきましょう。
$ sudo add-apt-repository ppa:ondrej/php
次に、apt-getをアップデートします。
$ sudo apt-get update
そして、必要なパッケージをインストールしていきます。
sudo apt-get install php5.6 php5.6-mysql php-gettext php5.6-mbstring php-mbstring libapache2-mod-php5.6 php5.6-curl php5.6-dev php5.6-gd php5.6-mcrypt php5.6-xml php5.6-zip
これでPHP5.6がインストールされました。
PHPのバージョンを切り替える
PHP5.6をインストールした後は、バージョンを切り替えます。
まずはApacheを切り替えます
sudo a2dismod php7.0 ; sudo a2enmod php5.6 ; sudo service apache2 restart
次に、CLIを切り替えます。
sudo update-alternatives --set php /usr/bin/php5.6
以上で作業は完了です。
お疲れ様でした!
Yoshio Yanagi
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