こんにちは、代表の柳です。
一億総クリエイタープロジェクト
みなさんが生活する中で、何かを作るという行為にどれくらい触れているでしょうか?
目を閉じてあなたの一日の行動を振り返り、イメージしてください。
同時に、作ったものを与えられている場面はどれくらいあるでしょうか?
ハイレベルな完成品が溢れかえっている今、日々の生活の中で驚くほど多くのものを与えられているはずです。それがものであったり、サービスであったりします。
既にあちこちで騒がれていることなのですが、受け身の姿勢でできる仕事や、ただのルーチンワーク、統計のみに頼るような仕事はこれからどんどん人工知能にリプレイスされていくことでしょう。
ここで大事なのは、人間の創造性だと思います。全員が仕掛ける側の人間になること。
統計や模倣からつくられたものより、人の手によって想いを込めて作られたものにワクワクするはずです。
ワクワクを共有できるコミュニティを作る
コミュニティとは日本語では共同体と訳されることがありますが、この日本語訳ではあまりピンときません。
コミュニティとは共通の物事に感心を持ち、相互にコミュニケーションが自発的に生まれる集団だと思っています。コミュニケーションが活発であるほど良いコミュニティであると言えます。
最も身近な創造的な行為といえば、料理が挙げられます。Cookpadは、レシピを簡単に知ることができたり、料理のノウハウをみんなでシェアできるコミュニティを作ることで、料理人口の増加に貢献しています。このコミュニティの内部では料理の提供と、それに対するレスポンス、また、料理を中心としたコミュニケーションをとることでコミュニティを形成しております。これは素晴らしいことだと思います。
Cookpadはノウハウの共有サイトですが、コミュニティでプロジェクトを進めるような場合、このコミュニティはできるだけ全員が上下関係を作らず、同じ方向をむいている方が望ましいです。これは、私がマツダでSkyactivテクノロジーの開発に携わっていた時に実際に経験したことですが、目標をきちんと全員が共有し、そこに向けて統合的にプロジェクトを進めることで、ターゲットにささるものづくりを成功させることができましたし、実際にマツダの業績ははるかに改善しました。
DIYとDIWO
さて、コミュニティという立場からものづくりを見てみると、ものづくりには2通りの形態があります。
DIY(Do It Yourself)
いわゆるDIYです。自分か、自分に非常に親しい人のみが使うことを想定したものづくりです。日曜大工や料理がそれにあたります。この場合は作る過程にはコミュニケーションが発生せず、作る前と作った後にコミュニケーションが発生します。
DIWO(Do It With Others)
With Othersですので、他の人とともにものづくりを行います。具体的には、チームでものづくりを行うことです。ここでは作る前と作った後のコミュニケーションはもちろんのこと、加えて作っている最中のコミュニケーションがとても大切になってきます。
Creator’s Lab.が提供するサービス
弊社では、ものづくり×コミュニティ×ITをコンセプトに、以下のサービスを提供していきます。
monogoya
2016年6月リリース予定
楽器やエフェクタ、オーディオのDIY共有サイト。一見ハードルが高い自作オーディオや自作エフェクタをもっと身近にし、「つくる」って意外とできる!ということを多くの人に知ってもらいたいと考えています。中学生の頃からギターを始めたけど高いエフェクターが買えなかったので、やむを得ず自作していたという私自信の体験からこのコミュニティを作りました。
iloli
2016年夏頃リリース予定
DIWOをテーマとしたものづくりのコミュニティ。つくってみたいモノがある人、自分のものづくりのスキルを活かしたい人たちが集まって、ワイワイ言いながらプロジェクトを進めていきます。例えば「世界最速のミニ四駆を作ろう」といった、ワクワクすることに仲間を集めながら大人気なく全力で取り組むコミュニティです。
Yoshio Yanagi
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